はじめに
前回までの記事では、CyberPower UPSの導入から設置、Windows Serverとの連携設定までをご紹介しました。
今回はいよいよ実際に停電を想定した検証を実施します。
「本当に安全にシャットダウンできるのか?」
システム運用では、この確認が最も重要です。
実際の停電を再現し、サーバーやネットワーク機器がどのような動作をするのかを確認しました。
今回の検証では、停電時のバッテリー運転、自動シャットダウン、電源復旧後の正常起動まで、すべて問題なく動作することを確認できました。
検証環境
今回テストした環境は以下の構成です。
- サーバー:Dell PowerEdge R640
- OS:Windows Server 2025 Standard
- 仮想化:Hyper-V
- UPS:CyberPower OL1500RT JP
- 接続方法:USBケーブル
- シャットダウン設定:停電から5分後に自動シャットダウン
停電時間が短い場合はバッテリーで運用を継続し、長引く場合だけ安全にシャットダウンする設定です。
停電試験開始
UPSの商用電源プラグをコンセントから抜き、停電状態を再現しました。
すると、すぐにUPSから警告音が鳴り、
UPSから断続的なアラーム音が鳴り、停電が発生したことを知らせます。
- BATTERY ONランプ点灯
- バッテリー運転へ自動切替
となりました。
サーバーはそのまま稼働を続けており、利用者から見ると停電はほとんど分からない状態です。
まさにUPS本来の役割です。
自動シャットダウン
設定していた5分が経過すると、
Hyper-V上で稼働していた仮想マシンが正常に停止し、
Windows Serverが自動的にシャットダウンを開始しました。
続いて、サーバー本体も安全に電源が切れました。
仮想マシンから順番に停止処理が開始され、その後Windows Server本体も正常にシャットダウンしました。
強制終了ではなく、通常のシャットダウンとして終了したため、データ破損の心配もありません。
この瞬間、「設定が正しく動作した」と安心できました。
電源復旧
商用電源を復旧すると
- UPSは通常運転へ復帰
- アラーム停止
- ONLINEランプ点灯
となりました。
その後サーバーを起動し、
- Windows Server起動
- Hyper-V起動
- 仮想マシン起動
- Webサーバー
- データベース
- 各システム
すべて正常に復旧。
エラーも発生せず、導入前に想定していた運用が実現できました。
停電前と同じ状態まで自動的に復旧し、業務システムも通常どおり利用できることを確認しました。
導入して感じたこと
中古で導入したUPSでしたが、今回の検証では非常に安定した動作を確認できました。
特に安心できた点は、
- 停電時もサーバーは止まらない
- 長時間停電では自動で安全停止
- 電源復旧後も正常運用
- Windows Serverとの連携が非常にスムーズ
という点です。
サーバーを24時間運用するのであれば、UPSは「あれば便利」ではなく、「あって当たり前」の設備だと実感しました。
まとめ
今回、CyberPower UPSを導入し、
- 導入
- 設置・設定
- 停電試験
まで一連の検証を完了しました。
停電はいつ発生するか分かりません。
しかし、事前に対策し、実際に検証まで行っておけば、万が一の際にも安心してサーバーを任せることができます。
今後もOnirでは、実際に検証した内容をもとに、サーバー運用やシステム開発に役立つ情報を発信していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回の3回シリーズでは、
①UPS導入
②設置・設定
③停電試験
まで、実際の導入から検証までをご紹介しました。
今後もOnirでは、サーバー運用やシステム開発に役立つ情報を、実機検証を交えながら発信していきます。
①UPS導入
②設置・設定
③停電試験
まで、実際の導入から検証までをご紹介しました。
今後もOnirでは、サーバー運用やシステム開発に役立つ情報を、実機検証を交えながら発信していきます。
